苦慮事例2手指衛生遵守率の維持について

手指衛生などを指導しても、すぐに遵守率が下がってしまいます。スタッフの意識を向上させるには、どうしたら良いのでしょうか。

アドバイス

この問題は、病院の大小に関わらず、どのような病院でも同じような悩みを抱えているのではないかと思います。そして、この問題については、院内ラウンドやポスター掲示などを利用して、繰り返し何度も指導をするということに尽きると思います。いわゆる大学病院と呼ばれる病院でさえも、地道な取り組みを日々積み重ねています。

そのうえで、以下のような取り組みを紹介したいと思いますので、参考にしてください。

  1. アルコール消毒剤の使用状況(払い出し量等)を各部署別にグラフ化し、スタッフ用掲示板へ掲示したり、結果を院内感染対策委員会へ報告する。
  2. オムツ交換や吸引の手順書をベッドサイドに掲示する。
  3. 手洗いキャンペーン週間を定期的に設ける。
  4. 手洗いチェッカーなどの教育ツールを利用した実践的な研修の実施。
  5. 出勤時にパームスタンプチェックを実施。
  6. 手荒れ対策用のスキンケア商品を紹介又は配布。
  7. 手洗い励行ポスターを、インターネットを利用して積極的に入手して掲示する。
  8. 院内ラウンドの結果を現場へフィードバックする際、手洗い等が良くてきていた部署についても周知する。
  9. リンクナースがいる病院は、リンクナースを育てて活用する。

ウィンドウを閉じる