苦慮事例3効率的な院内ラウンドの方法について

当院にはICTがないので、院内感染対策委員会のメンバーが院内ラウンドを行っています。しかし、みんな業務が忙しいため、なかなか院内ラウンドを実施できません。あまり時間をかけずに実施できる効果的な院内ラウンドの方法を教えてください。

アドバイス

短い時間で効率的・効果的な院内ラウンドを行うには、事前にチェック表を作成し、項目を絞って行うと良いと思います。チェック項目の作成にあたっては、東京都福祉保健局「院内感染対策マニュアル2010年版」内にあるチェックリスト等が参考になると思います。

なお、院内ラウンドを行った場合は、結果をどのように使うかということが重要になってきます。現場で確認した事実については、その背景も踏まえて、委員会等で改善策を検討してみてください。また、現場へのフィードバックには、デジカメを利用するなどして、よく出来ていた点なども返していくと、スタッフのモチベーション向上に効果が期待できると思います。逆に、院内ラウンドを行う目的が「現場でチェックして、その場で指摘する」ということだけに終始してしまうと、ラウンドされる側は嫌になってしまい、ラウンドする側も言いにくくなってしまい上手く機能しなくなってしまうことがあります。そのため、ラウンドを実施する時には、現場の状況を確認して、現場へ配慮した上で、結果をどのようにフィードバックするかということを考えて実施できれば、より効果的なものになるのではないでしょうか。

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