苦慮事例5研修内容に関する工夫

院内研修の内容がいつも同じような内容になってしまいます。中小規模の病院の場合、どのような内容の研修を行うと効果のある研修になるのでしょうか。

アドバイス

手洗いなどの研修は、同じ内容の研修であったとしても、繰り返し何度も実施することで定着化につながり、標準予防策の徹底が図られれば、効果的な院内感染対策の一つとなります。

ただし、毎回同じような講師と資料で講義を行っても、参加者の意識定着にはなかなかつながらないと思いますので、できれば手洗い用の教育ツール等を利用して、実践的な研修を行うと学習効果の高い研修になると思います。教育ツールを利用した研修が繰り返されたとしても、結果が目に見えるということは個々人の印象に残りやすく、その時だけ一生懸命手洗いをしたとしても、普段から同レベルの手洗いが実践できているかという質問を投げかけて、効果的に意識を啓発するということができると思います。

毎回、標準予防策の徹底をテーマに取り上げても良いと思いますので、上記のような教育ツールを利用したり、講義を行う場合には、地域の中核病院のICN(感染管理認定看護師)等に講師を依頼するなどして、スタッフの印象に残りやすいような内容を企画すると良いのではないでしょうか。

その他の取り組みとして、院内ラウンドを行った結果や、委員会での決定事項等を、改めてスタッフへ周知する機会として研修の場を利用したり、研修に参加できなかったスタッフのために職員食堂や会議室等で、上映会形式の研修を行う等の工夫をしている病院もありますので参考にしてください。

ウィンドウを閉じる