警鐘事例  
 
  事例
 No.021
.
 同意書不備
 
 
病院から報告された事故の概要
  9/11 CF(大腸ファイバー)施行。
CF後に同意書がない事に気づく。
主治医に報告。「施行した後にとってもしかたないのでこのままでよい」との事でした。
 
     
要因
 

検査・手術等が実施される前に、必要な書類を確認しなかった。

 
     
病院で実施した改善策
 

指示が出たら医師が患者に説明をして、同意書を必ずもらう。
1. 指示ひろい時(リーダー)同意書を確認する。
2. カルテを内視鏡室に降ろす時同意書確認(夜勤フリー)。
3. 内視鏡室にて申し送り時同意書確認。
4. 回診時ベッドサイドで記入してもらえるように回診車に同意書を準備しておく。

委員会にて検討の結果、主治医が指示を出した時に必ず説明をし、同意書を書いてもらう。指示拾いの時にリーダーが確認する事。内視鏡室にカルテを下ろす(夜勤フリー)が確認する事。内視鏡室で施行する時に内視鏡室で再確認することができれば尚良い。回診時に指示が出る事があるので回診車にセットしてすぐ書いて頂くようにした。医師がサインして用紙を看護師に持たせて記入してもらうような状況になっているが不安材料である。原則は医師が説明時に書いてもらうべき。看護師は医師がどのような説明をしたのか看護記録に記載する事を要求される。内視鏡室で最後に関わっている看護師が確認する必要がある。
同意書がないのに施行した場合、全員が責任を問われる事になる。もし、同意できないような状態の患者さんの場合延期、中止も有り得る。看護記録に中止して欲しいと言った事を記録に残す。決められた事をきちんとしてもらわないと看護師が検査に付かなくなる。外来の患者の合間に入院患者さんの検査を入れているのでそこまで確認は難しい。確認は助手でも出来るので必ず行うべき。

 
     
評価委員会からのコメント
  近年「適切な説明と同意」には患者の自由意思決定権が付与されることが重要とされております。説明をした後に患者に十分に考える時間を与えることが重視され、検査等の説明をした直後に書面で同意を取り医師が持ち帰れることは少なくなってくることが考えられます。従って、説明から同意をいただき検査を行うまでの一連の作業を、各職種共同で行わなければならない場面が増えてくると思います。検査指示と同意書をセットで指示受け者が確認する。患者搬送時に責任者が同意書を確認する。検査室申し送り時に両者で同意書を確認。同意書がない場合には検査は出来ないシステムを作ることが必要です。  
 
 

  前の事例 警鐘事例一覧へ 次の事例