驚くべき事例です。金属を身につけてMRI検査室に入ることの厳禁なことなど常識で、患者基本情報の段階で厳重にチェックされていなくてはなりません。
指示を出す医師が充分患者の情報を取るべきであり、ペースメーカーやクリッピング手術等の既往は患者の生命に関わる重要な情報であることは言うまでもありません。このような情報をチェックしないで指示を出すところに患者からの医療不信の原因があるとも言えましょう。医師は、充分な説明をし、MRIの禁忌がないかチェックしたのかが分かりません。記入漏れは予測されるべき問題です。禁忌事項の記載漏れがあった場合は、確認しなければ検査の予約をいれないくらいの厳重なルールが必要です。
手術、薬物、検査、食事等すべてにおいて禁忌事項を充分チェックできるようなリストを早急に作成し、確実にチェックして〜指示を出すようにすべきである。また医師、受付、放射線技師がダブルチェックを確実にする必要があります。 |